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2009年 09月 12日
我が家から車できっかり1時間、同じWest MidlandsエリアにあるWorcesterに行ってきました。日本人にはあまり馴染みのない町だけれど、お料理に使われるウスターソースはここで作られているし、ウスターポーセレンという陶磁器でも知られています。(この間倒産してポートメリオン社に吸収されちゃったけど) ソースや陶磁器はさておき、初めての海外&イギリスがこの町だった私には特別な存在。 たくさんのカルチャーショックと「自分がふだん生きている世界が全てじゃない」と悟らせてくれたこの町とホストファミリー。日本に戻った私は「いつかイギリスに住みたい」なんて言い出し、両親は「海外に出すのが早過ぎた」と後悔したものです。でもあの時の体験があったからこそ、それから英語をまじめに勉強し→生活するには仕事!ということでイギリスで労働ビザを取る道を模索し→ロンドンで働き→ユミ夫と出会い・・・。遡っていくと、今の自分に繋がる最初の点はこのWorcesterという町にある気がします。 あのカルチャーショックとチンプンカンプンなイギリス英語のシャワーを浴びた夏から20年。久しぶりにWorcesterで一日を過ごし、何だかちょっと感無量でした。 ホストファミリーが暮らしていた家から車で2分とかからないところにあるSt Thomas Church。14年前に亡くなったホストマザーのお墓参りをしました。当時英語が全く話せなかった私の頬を両手で包んで「大丈夫?」「大丈夫ね」と毎日優しく声を掛けてくれていた彼女。言葉で意思疎通ができていなかったのに、私の雰囲気で全てを読んでくれていた彼女は、とても素敵な「イギリスのお母さん」でした。 町の中にあるWorcester Foregate Street駅。1860年設。ここからロンドンやバーミンガム行きの電車に乗ります。 High Street。DebenhamsやMarks&Spencerの大きな店舗は20年前と変わりませんが、町の中心にCrown Gateという大きなショッピングセンターができて、町を歩く人がすごく増えた気が。たまたま晴れていた週末だったからかもしれないけれど、田舎の町から出掛けたワタシ、あまりの人出にクラクラしました。 Guildhall。もとは、1227年にこの町の商人たちの会合場所として使われていた建物がありました。現存の建物は1722年建設。Guildhallというと市庁舎という訳になると思うのですが、この中ではフェアが行われたり、カフェあり観光案内所ありで、誰でも入ることができます。 High Streetのスタート地点にはこの町に暮らしていたイギリスの作曲家エルガー(Sir Edward William Elgar, 1857–1934) の銅像。(写真左のほう) River Severn。町の中心を流れるセブン川は全長354kmで、イギリスでいちばん長い川です。 Worceter Cathedral(ウスター大聖堂)前にあるモニュメント。 セブン川側から見たWorcester Cathedral。正式名称は「The Cathedral Church of Christ and the Blessed Mary the Virgin of Worcester」です。12世紀建立。 大聖堂内部。 大聖堂の塔にも上りました。上から望む町の風景。 この人も高い所を怖がることなく眺めを満喫していました。私たちが住むLichfieldの大聖堂では塔に上る年齢制限があるので(確か7,8歳以下は×)Worcesterもだめだと思ったら、意外にもOK。「しっかり抱っこして上ってください」と言われたけれど、塔の上のほうは階段が狭くてかなり大変でした。上っておいてナンですが、ここは小さなこどもを連れて上がるには危険過ぎかと・・・。 チューダー朝の建物が並ぶFriar Street。町の中でもイギリスらしい場所。おしゃれなお店やレストラン、カフェがたくさん。 一日町を歩いてクタクタでしたが、帰りに町の中心から車で10分ほどのエルガー生家に寄りました。イギリス第2の国歌と言われるほど有名なPomp and Circumstance March No.1 も彼の作曲。展示を見ていたら、彼の一人娘は母親(エルガー妻)の意思でこどもの頃楽器を習わせてもらえなかったとか。理由が「父親の仕事の邪魔になるから」というのがすごいです。 青空のきれいな一日。遠足気分で朝から夕方まで思いきり楽しんだWorcesterでした。
by lichfield
| 2009-09-12 23:54
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